学校ブログ

色々な「雪」の呼び名

 先日、「みぞれ」が降りましたね。ここ川口は年に何度も雪が降ることがないため、少々ウキウキしてしまいます。そんな「雪」には色々な呼び名があります。皆さんはいくつご存じでしょう?

 「風花(かざはな)」  →風に舞う花のようにちらちら降る雪。山に積もった雪が

              風に飛ばされて舞う現象も同じです。

 「粉雪(こなゆき)」  →粉のようにサラサラした雪。

 「ぼたん雪」      →ぼたんの花びらのように大きな雪。

 「ざらめ雪」      →解けたり凍ったりしてできる粗い雪。(路面)

 「垂り雪(しずりゆき)」→木の枝などから落ちる雪。

1月15日は「小正月(こしょうがつ)」

 1月15日は「小正月(こしょうがつ)」といいます。昔はお正月に忙しく働いたお嫁さんが一息ついて里帰りする日だったそうです。今も残る風習としては、「朝にお餅が入ったあずきがゆを食べる」というもので、邪気を払い、無病息災を願って食べるようです。

一月の旬②・・・ブリ

 一月の旬シリーズ第2弾は鰤(ブリ)です。脂ののった寒ブリは、煮ても、焼いても、しゃぶしゃぶでも、生でもおいしいですね。お正月のお節料理にも欠かせない食材です。ブリは成長とともに呼び名が変わる「出世魚(しゅっせうお)」で、発育途中を「ハマチ」、大きくなると「ブリ」と呼びます。ただ、天然物を「ブリ」、養殖物を「ハマチ」ということもあるようです。出世魚にあやかり、子どもたちが健やかに成長しますように・・。

一月の旬①・・・ほうれん草

 一月の旬シリーズ第①弾です。ほうれん草は鉄分たっぷり。さらに鉄分の吸収を助けるビタミンCも豊富に含んでいます。特にこの時期は、主に関東から東北地方で栽培される「ちぢみほうれん草」がおすすめのようです。寒さで葉が縮み、栄養がぎゅっと凝縮されて、甘みもあるとのことですよ。

一生のうちに迎える「通過儀礼」

 1/11は「成人の日」でしたね。成人の日をはじめ、日本人の一生には様々な行事があり、それらを「通過儀礼」といいます。その一つに「長寿のお祝い」というものがあります。年齢に応じてお祝いをするんですが、名称に意味があって面白いんですよ。

・60歳:還暦(かんれき)

・70歳:古希(こき)

・77歳:喜寿(きじゅ)喜→㐂(略字)七が重ねて見えることから

・80歳:傘寿(さんじゅ)傘→「八」+「十」に見えることから

・88歳:米寿(べいじゅ)米→「八十八」に見えることから

・90歳:卒寿(そつじゅ)卒→卆(略字)「九」と「十」に見えることから

・99歳:白寿(はくじゅ)「百」から「一」をとると「白」になることから

・100歳:百賀(ひゃくが、ももが)

 

鏡開き(1月11日)

 11日は「鏡開き」を行う日です。お正月の間にお供えしていた鏡餅を割り、無病息災を願って食べます。お供えに刃物を向けるのは縁起が悪いとして、包丁を使わずに木槌(きづち)を使って割ります。しかし、「割る」という言葉も縁起が悪いので「開く」という言葉が使われているんですよ。私は「おしるこ」にして食べたいですね。

縁起物(えんぎもの)・・・絵馬

 お正月の破魔矢(はまや)やお守りなど、幸運の願いを込める品物を「縁起物」といいますね。緊急事態宣言が発令されましたが、一人ひとりの行動が大きな力となって今年こそ感染症が収束しますように・・・。

【絵 馬】

 板に願い事や願いが叶ったお礼を書いて寺社に奉納します。もともとは寺社に馬を奉納していたものが次第に馬の像に変わり、それが様々な動物の絵が描かれている現在の形となったようです。

1月7日は「人日(じんじつ)の節句」<七草がゆ>

 本日1月7日は「人日(じんじつ)の節句」といって、雛祭りや七夕などと並ぶ五節句の一つです。この日に「春の七草」が入ったおかゆ「七草がゆ」を食べます。「七草がゆ」を食べ無病息災を祈る習慣がありました。お正月にごちそうを食べ、疲れた胃を休める意味もありそうですね。

【春の七草】

 セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ

「十二支(じゅうにし)」って?

 子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)が十二支にあてられた動物なのはご存じですね?12歳差の人と会うと「ひと回り違うね」などと言ったりします。今年は「丑」年です。ゆっくりでも堅実に物事を進めていける年となりますように。

 余談ですが、この十二支の順番がどのように決まったのか(言い伝えのようなもの)を記します。

「元日の朝にあいさつに来たものから順に12番目までを干支にすると神様に言われた動物たち。歩くのが遅い牛は前日から出発。ネズミはその牛の背中に乗ってゴール直前に飛び降り1位でゴール。続いて牛、トラ・・・・と続きます。十二支に入れなかった猫は、ネズミに嘘の日程を教わったため、翌日にゴール。神様から「顔を洗って出直してきなさい」と言われたことから、猫は顔を洗うようなしぐさをするようになったとのことです。

「七福神」って?

 「七福神」という名称はよく耳にしますね。でも、全員の名前を言おうと思うと出てこなかったり・・・。宝船に乗って幸運を運んでくると言われる神様の名前を紹介します。

 〇恵比寿(えびす):釣り竿と鯛を持つ。漁業・農業・商売繁盛の神。

 〇大黒天(だいこくてん):打ち出の小づちを持つ。財宝・福徳・食物の神。

 〇毘沙門天(びしゃもんてん):唯一の武将姿。災難・厄除けの神。

 〇弁財天(べんざいてん):紅一点。美・学問・音楽・芸術の神。

 〇福禄寿(ふくろくじゅ):長い頭とあごひげを持つ。福徳・人徳・長寿の神。

 〇寿老人(じゅろうじん):鹿を連れている。健康・長寿・幸福の神。

 〇布袋(ほてい):大きな袋を持ち、笑顔を絶やさない。開運・夫婦円満・子宝の神。

初夢

 初夢は新年1日の夜に見る夢か、2日の夜に見る夢か諸説あるようです。私自身は新年初めて見た夢(覚えていた夢)を初夢と勝手に解釈していますが・・・。初夢出てくると縁起が良いものとして、「一富士、二鷹、三茄子」などと言います。実はこれには続きがあって「四扇、五煙草、六座頭」となります。座頭とは琵琶法師のことのようですよ。私は51年間で一度もこれらが出てきたことはないんですがね。

初詣(はつもうで)

 初詣は「松の内」に済ませるようにと言われていますね。松の内とは、門松や注連縄(しめなわ)などを飾る期間のことで、1月1日~7日(地域によっては15日)までになるようです。参拝を終えたら「おみくじ」で運試し。私は昨年「大吉」を引き、とても幸せな思いをたくさんしました。令和2年は一生忘れられない年です。しかし、今年は「末吉」。ですが今年の厄落としは終わったとポジティブに考えたいと思います。

1月「睦月(むつき)」

 1月は昔の暦で「睦月(むつき)」と言います。「人と仲睦まじくする月」とう意味があるようですが、今年はまだ感染症の影響があり、お正月には親戚一同が顔を合わせたり、おいしいものを食べたりと、みんなで仲睦まじくする場面がないことが残念です。ですが、家族全員でほっこり和やかな時間を過ごしたいものです。

年が「変わる」ではなく「明ける」

 令和2年は今日を含めて残り4日で終わり、令和3年を迎えますね。このように年が新しくなることを年が「変わる」と言わず年が「明ける」と言います。まるで夜明けのように静かに、厳かに始まる日本のお正月にぴったりの表現だと思いませんか?

誕生日のメッセージ

 私事ですが、12/26は51回目の誕生日でした。小さい頃はあんなに嬉しかった誕生日。早く大人になりたいと感じていた誕生日。しかし、年を重ねるごとに喜びはどこへやら・・・。それでも、大切な人たちからプレゼントをもらったり、なかなか会えない人たちからSNSを介したメッセージをもらったり、お祝いしてもらえるありがたみをとても感じています。みんな本当にありがとう。

除夜の鐘

 「除夜」とは「旧年を除く夜」という意味で「大晦日(おおみそか)の夜」のことです。お寺では大晦日の深夜に年越しを挟んで108回鐘を鳴らします。これは人間の煩悩(ぼんのう)の数が108個あり、それらを取り除いて清い心で新年を迎えるためだといわれていますね。来年は感染症が収束する年となりますように・・・。

年越しそば

 蕎麦(そば)のように細く長く、長寿を祈って食べるようになったと言われていますね。他の麺類に比べて切れやすいため、苦労や厄介を断ち切るという意味もあるようです。食べる時間に特に決まりはないので、夕飯に食べても、年越し直前に食べても大丈夫。でも、年が変わる前には食べ終わるようにします。

3年生男子生徒が上手なことを言っていましたよ。

 毎朝、朝の挨拶運動をしている男子生徒と会話をすることがほぼ日課になっています。その会話の中でとても上手なことを言っていたので紹介します。

 「政治家とかけまして みんなの嫌いなゴキブリとときます」

 「そのこころは どちらも新聞で叩かれるでしょう」

 とても上手であるとともに、政治家への期待の大きさとは裏腹な気持ちが表れていますね。教員も同じです。相次ぐ不祥事のために信頼を失ってしまう事件が多い中、全力で子どもに寄り添い、家庭や地域の願いにこたえ、信頼される学校でありたいと強く思います。

まもなく冬季休業?冬期休業?

 冬休みの正式名称は「冬季休業」です。「冬期」の期は期間の期。冬の一定期間を表します。「冬季」の季は季節の季。寒い冬の季節ならではというニュアンスが込められているんですね。ということは、冬の期間に行われる「冬期講習」という名称の意味も分かりますね。

正月飾り

 正月飾りは「正月事始め」の12月13日から12月28日の間に飾り、1月7日には片づけます。こういった行事を大切にし、子どもたちの世代にも受け継いでいきたいものです。

門松・・・・家の門の前、マンションならば玄関横などに飾りますね。年神様が宿る依代とのこと。

鏡餅・・・・昔ならば床の間に飾ります。今どきは居間に飾りますね。年神様へのお供え物とのこと。

しめ飾り・・玄関ドアに飾ります。年神様が降りてくるための清浄な場所を示すそうです。