学校ブログ

いろいろな風の名前

 2/3は「立春」でしたね。立春は春の始まりです。また、立春は二十四節気の一番初めの節です。旧暦ではこの立春から新しい年がスタートすると考えられていたようです。この時期に吹く「春一番」が春を連れてきてくれると思うと少しわくわくしますね。今日は「春一番」他風の名前を紹介します。

「春一番(はるいちばん)」立春から春分の間に初めて吹く強い風

「花信風(かしんふう)」花が咲くのを知らせる風。春の日に吹くそよ風。

「黒南風(くろはえ)」どんより曇った梅雨の頃に吹く風。

「薫風(くんぷう)」初夏に新緑の間を吹き抜け、若葉の香りを漂わせる快い風。

「野分(のわき)」台風のこと。草木をなぎ倒すほどの強い風。

「空っ風(からっかぜ)」雨や雪を伴わない乾燥した冷たい強風。

「木枯らし(こがらし)」初冬に吹く木の葉を散らして枯れ木にしてしまうような冷たい風。

「おろし」山から吹きおろす冷たい冬の強風。(富士おろし、六甲おろし等)

節分に関わるお話

 2月2日は124年ぶりに例年より1日早い節分でしたね。私もうっかりしており、節分は2月3日と思い込んでいました。立春の前日が「節分」。立春が変われば節分も変わるんですね。では、節分に関わるお話を紹介します。

〇「恵方巻」・・・節分の日に食べると縁起がいいとされる太巻きずし。その年の「恵方」を向き、無言で一気に食べるのが決まりです。江戸時代末期に大阪で始まった風習とされており、全国に広まったのは2000年代に入ってからです。

〇「節分イワシ」・柊の小枝に焼いたイワシの頭を刺して玄関付近に飾ります。柊のトゲが鬼の目を刺し、イワシの臭いにおいが鬼を追い払うのだそうです。ちなみに、給食でもイワシを使った料理がふるまわれました。

梅の花

 もうすぐ立春を迎えます。しかし、まだまだ寒く、昨日はみぞれが降るなど春だなんてとても思えないですね。動植物が寒さにじっと耐える中、他の花に先駆けて咲くのが梅です。

「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」(松尾芭蕉)

 梅の花が一輪、また一輪と咲くにつれて少しずつ暖かくなる、そんなそんな情景を詠んだ句です。梅は厳しい寒さの中で花を咲かせることから、困難な状況でも笑顔を絶やさない人に例えられたりします。梅の花を見習って、どんな時も笑顔を忘れないでいたいなと思います。

二月・如月(きさらぎ)

 まだ寒いので、衣を更に着ることから「衣更着(きさらぎ)」となったとする説、草木が生え始めるので「生更木(きさらぎ)」、草木の芽が張り出すので「草木張り月(くさきはりづき)」が転じてなったとする諸説があります。

情けは人のためならず

〇正解「他人に情けをかけておくと、それがいつか自分のためになる」

✖誤り「他人に情けをかけて助けてやることは、その人のためにならない」

 誤った解釈をしている人はいませんか?学校は集団生活の場。小さな社会。多くの人と関わり、協力し、みんなが気持ちよく生活しながら互いを高めあえる場です。自分のことだけでなく、他者を思いやり、声掛けし、困っている仲間に手を差し伸べることができれば、自分が困ったときに誰かが助けてくれる。互いを認め、助け合える居心地の良いクラス、学年、学校でありたいですね。